心と体が健康になるブログ
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

『最強の妊活』感想・口コミレビュー

「最強の妊活」という本を読んだので感想・口コミレビューを披露します。
著者は、オメガさと子氏。
何ともふざけた名前だ。
肩書はオメガ3オイル啓蒙家。オメガオイル料理研究家。
本名でないところがうさんくささを感じる。

とは言え、何故、この本を読もうと思ったのか?
それは、「妊活にオメガ3オイルが良い」らしいということを知ったら。
単純に書名で選んだ。
監修は麻布大学 生命 環境科学部長の守口徹氏。
守口氏は、オメガ脂肪酸の有用性を広めるべく20年以上にわたって研究する第一人者。

調べてみると、「カラダが変わる!油のルール」(監修)、「ホントによく効く油の正しい選び方・使い方」、「スプーン一杯で認知症を防ぐ!えごま油健康法」等の著書がある。

さて、本書の内容について。
「オメガさと子」という名前には閉口したが、不真面目で付けた名前ではなく、オメガ3脂肪酸を普及したくてインパクトのある名前にしたようだ。

本書の内容を抜粋してみる。
●妊活をサポートするのは「オメガ3オイル」!
オメガ3を含む油には、魚の油(EPAやDHA)の他、えごま油亜麻仁油、サチャインチオイル等がある。
●新事実!オメガ3摂取で出産率が「2.37倍」に増加!
●オメガ3は男性にも必要だった!
オメガ3の摂取不足は精子の運動機能低下にもつながる。
●オメガ3は「冷え症女子」の強い味方!
オメガ3には体温を上げる作用もある。
●綺麗な妊婦になる~オメガ3でツルピカ美肌
オメガ3を摂取すると、細胞膜が柔軟になり、肌の細胞が活性化。肌に潤いやツヤを与えてくれる。ニキビなどのトラブルにも有効。髪にハリ・コシが出て、抜け毛などの悩みも解消。
●オメガ3のその他の効能
オメガ3に含まれるEPAやDHAは、妊活女子だけでんかん、うつ病や認知症の予防、記憶力向上、動脈硬化予防、精神の安定、ドライアイの改善などの効能アリ。
●人間の脳は、有形成分の65%が脂質でできている!
良質な脂質を摂らなければ、脳への栄養を不足し、その機能に影響が出てしまう。
●「産後うつ」解決の突破口に!
10人に1人のママが、産後うつで苦しんでいる。
妊娠中&授乳中は、胎児や赤ちゃんの栄養として、胎盤や母乳からDHA(オメガ3)が供給される。其の為、ママの体内からはDHAや女性ホルモンが急激に低下。
ホルモンバランスが崩れることで情緒不安定になり、産後うつを発症。
●母性のスイッチを入れるオメガ3!
●魚の摂取量とうつ病の関係
魚を多く食べている国ほど、うつ病の患者数が少ない。
●オメガ3不足は、孫の代まで影響しちゃう!
オメガ3不足は、現代の食生活の変化により、三世代(祖母・母・子供)に渡って影響を及ぼすと言われている。
●「文武両脳」は、胎児のうちから
DHA(オメガ3)を十分に摂ると、認知力、記憶力、知覚力が高まる。
●キレない子供に育てる為に
キレやすい子が増えているのは、ファーストフードやコンビニ食、菓子パン、スナック菓子などの過剰摂取によりオメガ3が不足し、脳内の脂肪酸のバランスが悪くなっていることが原因の一つ。
●オメガ3がアレルギーを抑える!?
オメガ3オイルは、アトピーや喘息、花粉症などのアレルギー疾患の軽減につながる、と考えられている。
●オメガ3で早産のリスクを防ぐ!
ハーバード大学とデンマークの研究機関の共同研究において、妊娠中の血中EPAやDHAなどのオメガ3不足が、早産のリスク要因になり得ること明らかになった。
●オメガ3で妊娠中の血圧上昇を抑える!
オメガ3には血中の脂質濃度を下げる働きがある。
●オメガ3の指導を行う「母親学級」

オメガ3脂肪酸(オイル)が妊活等に良いことは分かった。
1日にどれくらい摂取すれば良いのだろうか?

厚生労働省が1日の目安としていたのはオメガ6とオメガ3の比率は4:1。
オメガ3オイルは約2gが目安。
現在は、オメガ3オイルの1日の摂取目安はエゴマ油で「こさじ1杯」。

ただ、エゴマ油は以前、使ったことがあるが非常に癖が強く、使いにくい。
最後にいくつかオメガ3オイルを使ったレシピが紹介されているが、カラーでないので、見た目は今一。

オメガ3脂肪酸(オイル)は、妊活だけでなく、健康を維持する上で大切な油である。

本書は、タイトルに「妊活」とあるように、妊活メインの話だが、オメガ3脂肪酸のことをサラッと学習する入門書にはなる。

▶参照:オメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)の効能効果・副作用・ω-3脂肪酸が多い食べ物・1日の摂取量【徹底解説】

『最強の暗記術』感想・口コミレビュー

「最強の暗記術」という本を読んだので感想・口コミレビューを披露します。
あらゆる試験、どんなビジネスにも効く「勝利のテクニック」。

著者の本山勝寛氏は、日本財団子供の貧困対策チーム チームリーダ。
本山氏のウリは、小学校から高校まで地方の公立学校に通い、独学だけで東京大学、ハーバード大学院に合格、という経歴。

その経験を基に「最強の独学術」「16倍勉強法」「一生伸び続ける人の学び方」「今こそ『奨学金』の本当の話をしよう」等"学び"をテーマにした著書多数。

本山氏の暗記術は非常にシンプル。
「暗記作業は早いスピードで7回程繰り返すのが、長期記憶に定着させるのには効果的」と説く。

「7回」というキーワードは、弁護士首席卒業の弁護士、山口真由さんの「7回読み勉強法」や、銀座まるかん創業者にして人生の法則の著書が多い斉藤一人氏も「7回読み」を推奨しており、「7回」と言う回数が共通しており、興味深い。

「暗記を7回繰り返す」が著者の暗記術かと思いきや、全体的には、あれやこれや暗記術が紹介されており、「?」と言う感じになる。

●30分暗記モジュール
英単語の場合、30分間で20単語を暗記するのが目安。
具体的には次の様に行う。
20単語の小テスト⇒暗記(間違った単語)⇒小テスト(間違った単語)⇒さらに間違った単語を暗記⇒これを繰り返す。

全問正解するまでこれを繰り返す。


しかし、「暗記を7回繰り返す」がまた展開される。
1ヶ月で英単語4000語を覚える方法。

①1周目:1日400単語の暗記を10日間=400単語×10日間=4,000語
②2周目:7日間で行う
③3周目:5日間で行う
④4周目:3日間で行う
⑤5周目:2日間で行う
⑥6周目・7週目:1日で4000語をカバー

結局、1週目から6週目に要した日数の合計は、10日+7日+5日+3日+2日+1日+1日=29日となり、約1ヶ月。

但し、これが成り立つには1日で400単語を暗記することが必要。
1日10時間で400単語。
これを1周目は10日間続ける。

この時点で、私のような平凡な人間は、「無理」となる。
結局、本山氏が独学だけで東大やハーバード大学院に合格したのは地頭が優れていたことが大きいと思わざるを得ない。

難関大学等に合格する人の条件は地頭がいい。
具体的に以下の能力が優れている人だと私は思っている。

●理解力
●記憶力
●集中力
●長時間勉強できる持続力(1日10時間以上を1ヶ月以上)

だから、凡人が地頭が優れている人の勉強方法を単純にまねしても同じようには出来ない。

方法論を述べた本にありがちなのが、色んな方法が紹介されて、「何をすればよいの?」となってしまい、結局、何も実践せずに読むだけで終わるというパターン。

本書は、本山氏の個人的な体験を綴ったものであって、科学的な根拠は全くない。
まして、「あらゆる試験に合格」出来る保証もない。

なので、「"最強"の暗記術」とは言えない。

元々、地頭が良い人が実践する記憶術の本と思えば、合点がいく。

『脳も身体もガラリと変わる!「睡眠力」を上げる方法』の感想・口コミレビュー

『脳も身体もガラリと変わる!「睡眠力」を上げる方法』という本を読んだので感想・口コミレビューを披露します。

前回、紹介したスタンフォード大学教授が教える熟睡の習慣の著者は、書名の通り、スタンフォード大学教授であった。

今回、読んだ本の著者は白川修一郎氏。
医学博士。睡眠評価研究所機構代表。
睡眠科学、脳生理学を専門とする睡眠研究の第一人者。

そもとも、本書のタイトルにある「睡眠力」とは何?
どうやら、著者の考える「睡眠力」とは、睡眠の常識のようだ。
睡眠力=睡眠の常識

白川氏はまず、睡眠不足の危険性を指摘。
現在の睡眠科学ではベストの睡眠時間を以下のように考えている。
①健康で長生きしたいなら、6時間~8時間の睡眠が適正
②頭をスッキリさせたいなら、7時間~9時間の睡眠が適正

スタンフォード大学教授が教える熟睡の習慣は死亡率の観点から、最適な睡眠時間を結論付けていたが、睡眠科学では、それより長い時間を主張している。

ただし、①と②を両立される最も効率の良い睡眠時間は7時間となり、これは死亡率から導き出された睡眠時間と同じだ。

その後、本書でも睡眠不足の危険性(リスク)があれこれ述べられている。

では、この睡眠不足を解消するにはどうすれば良いのか?
これについては書かれているのだろうか?

本書を読み進める。
面白い記述が発見。
「30分ずらし睡眠術」、早寝早起きを確実に身に付ける方法。

次に睡眠の質を高める方法が紹介されている。
●「風呂」が先か、「食事」が先か?
季節によって変える。
◇夏:風呂が先[お湯の温度は42度]
◇秋・冬・春:風呂は寝る時間の30分前[お湯の温度は40℃前後、20~30分ゆったり浸かる]

●夜、だらだらと過ごす時間をなくコツ
「睡眠儀式」をうまく使う。

●夜の考え事はNG。
夜遅くの考え事はネガティブな方向へ発展しやすい。
楽しいことは夜に考えて、嫌なことは朝に考える。

●食事の摂り方
・いつも同じ時間に寝て、適正睡眠時間(7時間)を確保。
・昼に脂質の多い物を食べ、夜の食事では脂質を控える。
・いつも寝る時間の3時間前までに食べ終える

面白い記述が発見。
「身体能力がピークになるのは『いつも就寝時間から19時間後』。
「身体能力」とあるが、脳の力も就寝時間から19時間後がもっとも高まるらしい。

ただし、脳は就寝19時間前後ともなると、日中の活動で少し疲れてきている可能性があるので、1~2時間くらい前に15分程の仮眠を取ると良い、とのこと。

12時に寝ると、午後7時。
午前1時になると、午後8時。

これはどちらかというと、ナイターにやるスポーツに関係している話に思える。

通常は、夜の7時や8時は夕食の時間なので、「身体能力がピーク」になっても、あまり意味をなさない。

第3章は、『「ああ・・・眠れない」の誤解を解く!』。
私は「眠れない」ことはないので、関係なさそうだが。
ただ、内容は「睡眠負債」の解消法や睡眠常識のウソ・ホントについて書かれている。

本書では「分割睡眠」の記述はない。
昼寝の話は出ている。
但し、「午後いつも決まった時間に30分の昼寝をするといい」と言う。
しかし、昼寝の「時間」以外については語られていない。
「昼寝は何時までに取れば良い」とか、「寝る時の姿勢」とか。

ただ、第4章では再度、昼寝の話が出てくる。
ビジネスマン向けの話だが、「15分の昼寝」を推奨している。
昼寝はするのは、せいぜい夕方の5時くらいまで。

結局、著者が本書で一番言いたかったことは、睡眠不足の害であり、健康で長生きするには「毎日規則正しく同じ時間に寝て、適正時間の睡眠(7時間)をとること」になる。

例えば、12時に寝て7時に起きる。
その為に、9時までに食事を終える。風呂は就寝の30分前までに済ませるのが良いので、11時くらい。

6時に起きる場合は、11時に寝る。
夕食は8時までに終える。風呂は10時くらいに入る。

「スタンフォード大学教授が教える熟睡の習慣」感想・口コミレビュー

「スタンフォード大学教授が教える熟睡の習慣」という本を読んだので感想・口コミレビューを披露します。
「スタンフォード大学教授が教える熟睡の習慣」は、「スタンフォード式 最高の睡眠」の第2弾である。

「スタンフォード式 最高の睡眠」では、特に「睡眠負債」という概念が注目された。
ただ、「睡眠負債」と言う言葉そのものは、睡眠研究に携わっている人間にとって目新しいものではなく、我々が単に知らなかっただけ。

西野氏は、睡眠不足が引き起こす危険性を指摘している。
そして、我々が今まで正しいと信じている睡眠常識の間違いを正していく。

ただ、こういう展開は昨今、頻繁に見られる現象で、今まで正しいとされていたことが、間違いだったとされるのだが、その弁でいうと、今、正しいとされていることも、将来は間違いとなることもありうるので、専門家と称する人の言う事には信頼を置けなくなる。

とりあえず、その問題はおいて置き、西野氏の主張をみていこう。

西野氏は「睡眠負債」の危険性を主張している。
「睡眠負債」は睡眠不足によって生じる。
以上が、前著でいいたいことであったとするならば、本書では、以下の問題に対する回答を提示していなければならない。

[1]十分な睡眠時間とは何時間なのか?
[2]「睡眠負債」を解消するにはどうすれば良いのか?

[1]十分な睡眠時間とは何時間なのか?
アメリカの研究によると、もっとも死亡率が低かったのは、睡眠時間が約7時間(6.5時間以上7.5時間未満)の人たち

日本の研究では、死亡率が一番低かったのは、睡眠時間7時間(6.5時間以上7時間未満)の人たち。

アメリカの研究と日本の研究では若干のずれはあるが、6.5時間~7時間(7.5時間)の睡眠時間が死亡率が低い。

 

もちろん、その人に最適な睡眠時間には個人差がある。

ちなみに睡眠時間が3時間や4時間の人がショートスリーパーというだが、訓練で短時間睡眠にはならないらしい。

生まれつきだという。

[2]「睡眠負債」を解消するにはどうすれば良いのか?
「睡眠負債」は眠ることでしか解消しない。
となると、忙しい現代人はどうやって睡眠時間を確保すればよいのだろうかか?

そして、睡眠を考える上で大事なことは、睡眠"時間"だけでなく、"質"も大事。

理想の眠りは、以下の条件を満たすことが大切。
①量(時間)が十分足りている
②質のよい眠りである
③すっきりと目覚められる

では、具体的にどうすれば良いのだろうか?

私が面白と思ったのは分割睡眠。
「6.5時間~7時間(7.5時間)の睡眠時間が死亡率が低い」という話があった。
しかし、まとめて睡眠をとるとよいと言う考え方は近年の話らしい。

パフォーマンスを上げるには分割睡眠も良いらしい。
本書では、黒柳徹子さんの例が挙げられている。

夜10時に就寝⇒夜中の2時に起床⇒活動⇒朝5時に寝る⇒朝10時に起床

睡眠時間と活動時間を見ると、

睡眠時間4時間⇒活動3時間⇒睡眠時間5時間⇒活動時間12時間
黒柳徹子さんの場合、合計睡眠時間は9時間。
死亡率が低い7時間(7.5時間)をはるかにオーバー。
但し、死亡率の研究では「まとめて取る睡眠時間」なので、分割睡眠は対象外。
同列では論じられない。
それと、黒柳徹子さんが高齢ということも考慮する必要がある。

できれば、ビジネスマンが参考になる例を出して欲しかった。

本書の第3章は「生体リズムが熟睡のカギ」というタイトルで、生体リズムについて語られており、要は睡眠の"質"を高める方法が展開されている。

ただ、目新しいことは書いていない。

第4章は『「仕事中の眠気」の恐るべきリスク』。
こちらも睡眠負債の危険性についての話。

第5章は、『女性、子ども、高齢者の為の睡眠常識』。
ビジネスマンは対象外。

第6章は、『熟睡できる環境の作り方』。
これは、睡眠の"質"を高める寝具等の話。

第7章は、『「睡眠障害」について知っておきたいこと』。
睡眠に関する病気についての話だが、原因が判明していないものも多いという。
「睡眠負債」と直接かかわる話ではない。

第8章は、『「睡眠薬」との賢い付き合い方』。

結局、「睡眠負債」の解消の本かと思ったが、本書のタイトルや表紙に記載のある内容であった。
タイトルに偽りはない。

「スタンフォード大学教授が教える熟睡の習慣」
「最高のコンディション、ダイエット、アンチエイジング、病気予防、ボケ防止、眠育・・・・日本人が知らない正しい睡眠常識!」

著者は「睡眠負債(=睡眠不足)」を解消するには、「寝るしかない」というのだが、では忙しいビジネスマンがいかにその睡眠時間を確保すればよいのか、これにつていは、明確な回答は書かれていない。

ただ、「たっぷりと寝てもスッキリ目覚められない」といった方が読む本としては分かりやすい、と言える。

本「いいことだけを引き寄せる結界のはり方」の感想・口コミレビュー

著者は碇のりこ(いかり・のりこ)さん。
私は初めて聞く名前。
スピリチャルセラピスト心のブロック専門家だそう。

本書はサブタイトルは「エネルギーのバリアで、お金も愛も手に入れる」。
「結界」と言う言葉は普段、馴染みのない言葉であるが、陰陽道では「結果」は常識。

どういう方法で「結界」を張るのか、興味を持って本書を読んだのだが、期待はずれだった。

まず、本書の元は「引き寄せの法則」。
「引き寄せの法則」というと、「良いことが起こる」「金運アップ」等の「いいこと」だけにイメージが生きがちだが、「引き寄せの法則」とは「原因と結果の法則」であり、「いいことも」「悪いことも」も引き寄せている。

本書では、この「悪い事」を引き寄せない方法に「結界」という概念をもちいているのだが、いささか、私が考える「結界」とは違う。

結局、「言葉や考え方を変えろ」という話であって、お札等で「結界」を張るわけではない。
※お札やパワーストーン、パワーストーンの話も出てくるが、内容は表面的過ぎる。

読者を引き寄せる為に「結界」という言葉を使っているにすぎない。
結界を作る方法も、いくつも紹介されているのも本書の欠点だ。

とにかく方法論がいくつも紹介されている本が多いが、もっとシンプルにいかないのだろうか?

「これは特に効果がある」といったものを1~3個、詳しく説明してくれれば、分かりやすく、実践もしやすいのだが。

「こんな方法もあんな方法もあります。」と20も30もやり方を浅く紹介されても、やる気にならない。

第一、いくつもの「結界」を張る方法は実際に効果があるのだろうか?
方法は述べられているが、事実は一切、記述されていない。

本「やせたければ脂肪をたくさんとりなさい」の感想・口コミレビュー

糖質制限した時は、不足したカロリーを脂肪とタンパク質から摂る訳だが、
どちらを多く摂るべきか?
方法は2つ。
●低糖質高脂肪食
●低糖質高タンパク質

「低糖質高脂肪食」は主に「てんかん」の治療食としてのケトン食で推奨されている方法だ。

一般的に糖質制限ダイエットでは「低糖質高タンパク質」である。

「低糖質高脂肪食」とはどういうものなのか、それを知りたくて読んでみたのが、「やせたければ脂肪をたくさんとりなさい」という本。

著者はジョン・ブリファ。
監修は江部康二(えべ・こうじ)氏と夏井睦(なつい・まこと)氏。

江部先生は財団法人高雄病院理事長の医師で、糖質制限食の大家だ。

夏井睦氏は初めて聞く名前だが、練馬光が丘病院傷の治療センター長。
1996年から「消毒しない、傷を乾燥させない」外傷の治療である「湿潤治療」を提唱し、インターネットでの活動と公演活動を中心に、治療の普及にあたっており、糖質制限食に関しては、自ら糖質制限ダイエットを実践し、半年で11㎏の減量に成功した経験を持つ。

著者のジョン・ブリファも初めて聞く名前だが、略歴は以下の通り。
イギリス在住の医師。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン医学部卒業。
食事療法、体重管理、健康の第一人者。

本書のサブタイトルは「ダイエットのにまつわる20の落とし穴」。
サブタイトルの通り、20個のダイエットにまつわる落とし穴が紹介されている。

ただし、ページを開いて思ったのが、余白が少なく文字がぎっちり書いているので読む気が起きない点。

但し、1章ごとに「結論」がまとめてあるので、分かりやすい。
先に「結論」を読んで不足を本文で補う読み方が良いと思う。

本書は、ジョン・ブリファ氏の体験に基づく個人的な見解が述べられているのではなく、論文を元にダイエットの常識と考えられている事柄の真偽に黒白をつけていくという体裁で、説得力がある。

内容が良いだけに、この読みにくさは残念でならない。
出版社としては、余白を増やすとページ数が増えるのを嫌ったのかもしれないが、もったない話だ。

ただ、本書のタイトル「やせたければ脂肪をたくさんとりなさい」は、内容に合っていない。

著者は「食事脂肪は健康に不可欠」「低脂肪は危険」と主張しているが、「やせたければ脂肪をたくさんとりなさい」という主張は見当たらない。

サブタイトルの「ダイエットのにまつわる20の落とし穴」が本書の全てである。

恐らく、日本の出版社が本書を売りたいがため、キャッチなタイトルをつけたのではないだろうか?

いずれにしても、ダイエットの間違った常識に振り回され、結果が出ない(=痩せない)方や健康に関心のある方は読んで損をしない本、というか、読むべき本と言える。

本「DR.山田の新・糖質制限食事法」の感想・口コミレビュー

糖質制限食を実践中!
糖質制限、糖質制限食、糖質制限ダイエット、ケトジェニックダイエットの本等を読み、理解を深めている所。

前回は、糖尿病の専門医 山田医師の著書「ゆるやかな糖質制限ダイエット」をご紹介したが、今回は同じく山田医師の「正しくやせて健康になるDR.山田の新・糖質制限食事法」。

本の表紙の下部には以下の記述あがる。
・満腹なのに病気を防ぐ!
・肉も魚も油もOK!
・カロリー制限なし!
・外食・コンビニ食・居酒屋OK

世界の最新常識!
ロカボ食は、糖質をゼロにしない"ゆるやかな糖質制限食"です!

山田医師の主張は信頼性の高いAランクの論文を元にしているので、説得力がある。

▶参照:山田悟医師のロカボ(ゆるやかな糖質制限食)とは何?ロカボの効果・ルール【徹底解説】

さて、本書「DR.山田の新・糖質制限食事法」の話である。
最初、この本のページを開いた時、「えっ?」と思った。

ロカボ食のルールが見開き2ぺージで紹介されている。
と言っても、イラストと予約が多く、ルール(タイトル)も大きいので、読むところは少ない。

ちょっと中途半端な本だ。
入門編には情報が少なく、物足りない。
どちからというと、山田流糖質制限食を勉強した人が、知識を確認する為のまとめ本のような感じ。

本書の「はじめに」に山田流糖質制限食(=ロカボ食)の説明が記載されているので、紹介します。

≪ロカボ食の決まり事≫
●朝・昼・夜の3食で、それぞれ下限20g/上限40gの糖質を摂る。
(糖質は下限量を守り、ゼロにしない)
●3食の食事と別に、間食として1日に糖質10gを摂ってもOK。

≪ゆるやかな糖質制限食「ロカボ食」のメリット≫
●おいしいものをお腹一ぱい食べられる!
●やせて、締まった体形になる!
●血糖値が改善!
●血圧も改善!

 

山田流糖質制限食(=ロカボ食)を理解するには、前回紹介した「ゆるやかな糖質制限ダイエット」で十分だ。

 

本「ゆるやかな糖質制限ダイエット」の感想・口コミレビュー

糖尿病の専門医 山田医師の著書「世にも美味しいゆるやかな糖質制限ダイエット」を読んだので、感想等を披露します。

 

副題は「おなかいっぱい食べてみるみる痩せていく」

 

「糖質制限食」とは糖質を制限する食事方法だが、考え方は人それぞれ違う。

山田先生の主張する「糖質制限食」は、「ロカボ("ゆるやかな"糖質制限食)」が特徴。
何が"ゆるやか"と言うと、1日及び1食に摂取する糖質量が"ゆるやか"なのだ。

「ロカボ("ゆるやかな"糖質制限食)」を説明する前に山田先生のプロフィールから。
山田先生のフルネームは山田悟。
北里大学北里研究所病院 糖尿病センター センター長
食・楽・健康協会 代表理事

山田先生はかつて糖尿病患者にカロリー制限食を指導していたが、自分が太った時にカロリー制限食を実践した見たところ挫折する。


そこから、論文を当たり、「ロカボ("ゆるやかな"糖質制限食)」を考案。
みずから、「ロカボ("ゆるやかな"糖質制限食)」を実践するとともに、「"ゆるやかな"糖質制限」の指導に当たる「ロカボ("ゆるやかな"糖質制限食)」の伝道師である。

山田先生の主張の特徴は論文のレベルによって真偽を確認していく点。
論理的で分かりやすい。

さて、山田先生の主張する「ロカボ("ゆるやかな"糖質制限食)」のポイントを一言でいうなら、「糖質を一食あたり20~40g摂る」食事法。
▶参照:山田悟医師のロカボ(ゆるやかな糖質制限食)とは何?ロカボの効果・ルール【徹底解説】

以下にこれを日常生活で実践していくか?
それが書かれているのが「DR.山田の新・糖質制限食事法」。

カラー刷りで、体験談も豊富で分かりやすい。
山田流「ロカボ("ゆるやかな"糖質制限食)」を理解するにはこの1冊で十分ではないか?

但し、レシピは殆ど掲載されていないので、自分で糖質制限食を作るには、レシピが必要だ。

本「まんがケトン体入門」でケトン体・糖質制限を理解できる?

糖質制限ダイエットに関心を持ち、いろいろ本を読んだり調べるうちに出てきたのがケトン体。

今一分分かりにくいのが、糖質制限ダイエットとケトジェニックダイエットの違い。

私なりに解釈するなら以下になる。

「糖質制限」と言っても、1日や1食に摂取する糖質量には幅がある。
栄養素で太るのは「糖質」だけだ。
従って、「糖質」を制限すると「太らない」。

「太らない」から「痩せる」に移行するには、脂肪を燃焼する必要がある。
そこで登場するのがケトン体。

通常は、ブドウ糖がエネルギー源だが、糖質を制限して、ブドウ糖の貯蓄無くなると、体は中性脂肪を分解してケトン体を生成する。

このケトン体も身体のエネルギー源になる。
※最も赤血球の栄養はブドウ糖のみだが、アミノ酸や脂肪を分解してブドウ糖を作るシステムがあり、これを糖新生という。

「食べないダイエット」が危険なのは、栄養不足もあるが、糖新生で体内のアミノ酸が消費されることで代謝(筋肉量)が落ち、痩せにくい体質になること。

従って、糖質制限を行う場合は、不足するカロリーを補うのにタンパク質を積極的に摂ることが大事だ。

ケトジェニックダイエットとは、極限まで糖質を制限して、ケトン体回路を回すダイエットだ。
▶参照:ケトン体質とは?ケトン体質になる為の食事方法・期間・チェック方法【徹底解説】

ケトジェニックダイエットは食べるものに制約はあるが、お腹一ぱい食べて運動しないで痩せられる夢のようなダイエット方法である。

さて、本「まんがケトン体入門」の話に戻ろう。
「まんがケトン体入門」の著者は「おちゃずけ」さん。
監修は宗田哲夫先生。

宗田哲夫先生は産婦人科の先生で、自らの糖尿病を糖質制限食で完治し、妊婦に糖質制限食を指導している。
糖質制限やケトン体関連の著書が多い。

本書では、医学の間違った常識をブドウ糖ちゃんとケトンくんが、糖質制限の専門家に話を聞きながら、正しい知識に改めていくストーリー。

ケトン体にことを知りたいなら、入門書としておすすめだ。
但し、あくまでもケトン体の理解のみに焦点を当てた内容なので、糖質制限ダイエットやケトジェニックダイエットの具体的な説明はない。
これらについては別の本を読む必要がある。

右腕(右肩の下の腕の外側)が痛い~原因と治療方法は?

言葉では説明しにくいのだが、右腕の上部外側の当たりの奥(骨)が痛い。
右腕なのか右肩なのかよく分からない。


1ヶ月ほど前から多少の違和感があったが、この2~3日、一日中痛い。
特にひどいのが朝型。
腕が痛くて起き上がれない。

丁度、母親を整形外科に連れていく機会があったので、診察を受けてみた。

整形の先生は背中(肩甲骨)のあたりを指で押す。
これが痛い。
右も左も同じくらいの痛さだ。

レントゲンを撮る。
骨には異常はない。
ただ、腕の中で炎症が起きている可能性が。

レントゲン写真を見ながら説明を聞いていた時、そういえば、昨日、朝、起きると右腕がしびれていて、しびれが暫く続いたことを思い出し、先生に伝える。

「しびれ」と言えば、頸椎。
そこで、再度、レントゲンを撮る。

頸椎の下の方の骨の間隔が狭まっている。
椎間板ヘルニア?

通常、骨の幅は15㎜以上あると問題ないらしい。
私は16~17㎝ある。
ただ、骨に突起が出来ているのでこれが何かの拍子に神経にさわっているのかもしれない。

原因は動かないことらしい。
成程、私は1日パソコン仕事なので、ほとんど動かない。
特に首は前傾姿勢。

対策としては次の2点。

●筋肉のコリをほぐすツボ押し。
●体操・ストレッチ

先生が作った?A4サイズのイラスト入りの説明書を2枚頂く。

漢方薬もいいそうなので、処方してもらった。

それと、筋肉注射と電気?
ただ、予約制で30分ほど時間がかかるというので、後日の予約を行った。
丁度1週間後だ。

その後の後日談は記事にする予定です。

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>