本「いいことだけを引き寄せる結界のはり方」の感想・口コミレビュー | 心と体が健康になるブログ

本「いいことだけを引き寄せる結界のはり方」の感想・口コミレビュー

著者は碇のりこ(いかり・のりこ)さん。
私は初めて聞く名前。
スピリチャルセラピスト心のブロック専門家だそう。

本書はサブタイトルは「エネルギーのバリアで、お金も愛も手に入れる」。
「結界」と言う言葉は普段、馴染みのない言葉であるが、陰陽道では「結果」は常識。

どういう方法で「結界」を張るのか、興味を持って本書を読んだのだが、期待はずれだった。

まず、本書の元は「引き寄せの法則」。
「引き寄せの法則」というと、「良いことが起こる」「金運アップ」等の「いいこと」だけにイメージが生きがちだが、「引き寄せの法則」とは「原因と結果の法則」であり、「いいことも」「悪いことも」も引き寄せている。

本書では、この「悪い事」を引き寄せない方法に「結界」という概念をもちいているのだが、いささか、私が考える「結界」とは違う。

結局、「言葉や考え方を変えろ」という話であって、お札等で「結界」を張るわけではない。
※お札やパワーストーン、パワーストーンの話も出てくるが、内容は表面的過ぎる。

読者を引き寄せる為に「結界」という言葉を使っているにすぎない。
結界を作る方法も、いくつも紹介されているのも本書の欠点だ。

とにかく方法論がいくつも紹介されている本が多いが、もっとシンプルにいかないのだろうか?

「これは特に効果がある」といったものを1~3個、詳しく説明してくれれば、分かりやすく、実践もしやすいのだが。

「こんな方法もあんな方法もあります。」と20も30もやり方を浅く紹介されても、やる気にならない。

第一、いくつもの「結界」を張る方法は実際に効果があるのだろうか?
方法は述べられているが、事実は一切、記述されていない。