『最強の妊活』感想・口コミレビュー | 心と体が健康になるブログ

『最強の妊活』感想・口コミレビュー

「最強の妊活」という本を読んだので感想・口コミレビューを披露します。
著者は、オメガさと子氏。
何ともふざけた名前だ。
肩書はオメガ3オイル啓蒙家。オメガオイル料理研究家。
本名でないところがうさんくささを感じる。

とは言え、何故、この本を読もうと思ったのか?
それは、「妊活にオメガ3オイルが良い」らしいということを知ったら。
単純に書名で選んだ。
監修は麻布大学 生命 環境科学部長の守口徹氏。
守口氏は、オメガ脂肪酸の有用性を広めるべく20年以上にわたって研究する第一人者。

調べてみると、「カラダが変わる!油のルール」(監修)、「ホントによく効く油の正しい選び方・使い方」、「スプーン一杯で認知症を防ぐ!えごま油健康法」等の著書がある。

さて、本書の内容について。
「オメガさと子」という名前には閉口したが、不真面目で付けた名前ではなく、オメガ3脂肪酸を普及したくてインパクトのある名前にしたようだ。

本書の内容を抜粋してみる。
●妊活をサポートするのは「オメガ3オイル」!
オメガ3を含む油には、魚の油(EPAやDHA)の他、えごま油亜麻仁油、サチャインチオイル等がある。
●新事実!オメガ3摂取で出産率が「2.37倍」に増加!
●オメガ3は男性にも必要だった!
オメガ3の摂取不足は精子の運動機能低下にもつながる。
●オメガ3は「冷え症女子」の強い味方!
オメガ3には体温を上げる作用もある。
●綺麗な妊婦になる~オメガ3でツルピカ美肌
オメガ3を摂取すると、細胞膜が柔軟になり、肌の細胞が活性化。肌に潤いやツヤを与えてくれる。ニキビなどのトラブルにも有効。髪にハリ・コシが出て、抜け毛などの悩みも解消。
●オメガ3のその他の効能
オメガ3に含まれるEPAやDHAは、妊活女子だけでんかん、うつ病や認知症の予防、記憶力向上、動脈硬化予防、精神の安定、ドライアイの改善などの効能アリ。
●人間の脳は、有形成分の65%が脂質でできている!
良質な脂質を摂らなければ、脳への栄養を不足し、その機能に影響が出てしまう。
●「産後うつ」解決の突破口に!
10人に1人のママが、産後うつで苦しんでいる。
妊娠中&授乳中は、胎児や赤ちゃんの栄養として、胎盤や母乳からDHA(オメガ3)が供給される。其の為、ママの体内からはDHAや女性ホルモンが急激に低下。
ホルモンバランスが崩れることで情緒不安定になり、産後うつを発症。
●母性のスイッチを入れるオメガ3!
●魚の摂取量とうつ病の関係
魚を多く食べている国ほど、うつ病の患者数が少ない。
●オメガ3不足は、孫の代まで影響しちゃう!
オメガ3不足は、現代の食生活の変化により、三世代(祖母・母・子供)に渡って影響を及ぼすと言われている。
●「文武両脳」は、胎児のうちから
DHA(オメガ3)を十分に摂ると、認知力、記憶力、知覚力が高まる。
●キレない子供に育てる為に
キレやすい子が増えているのは、ファーストフードやコンビニ食、菓子パン、スナック菓子などの過剰摂取によりオメガ3が不足し、脳内の脂肪酸のバランスが悪くなっていることが原因の一つ。
●オメガ3がアレルギーを抑える!?
オメガ3オイルは、アトピーや喘息、花粉症などのアレルギー疾患の軽減につながる、と考えられている。
●オメガ3で早産のリスクを防ぐ!
ハーバード大学とデンマークの研究機関の共同研究において、妊娠中の血中EPAやDHAなどのオメガ3不足が、早産のリスク要因になり得ること明らかになった。
●オメガ3で妊娠中の血圧上昇を抑える!
オメガ3には血中の脂質濃度を下げる働きがある。
●オメガ3の指導を行う「母親学級」

オメガ3脂肪酸(オイル)が妊活等に良いことは分かった。
1日にどれくらい摂取すれば良いのだろうか?

厚生労働省が1日の目安としていたのはオメガ6とオメガ3の比率は4:1。
オメガ3オイルは約2gが目安。
現在は、オメガ3オイルの1日の摂取目安はエゴマ油で「こさじ1杯」。

ただ、エゴマ油は以前、使ったことがあるが非常に癖が強く、使いにくい。
最後にいくつかオメガ3オイルを使ったレシピが紹介されているが、カラーでないので、見た目は今一。

オメガ3脂肪酸(オイル)は、妊活だけでなく、健康を維持する上で大切な油である。

本書は、タイトルに「妊活」とあるように、妊活メインの話だが、オメガ3脂肪酸のことをサラッと学習する入門書にはなる。

▶参照:オメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)の効能効果・副作用・ω-3脂肪酸が多い食べ物・1日の摂取量【徹底解説】